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漫画感想!「月曜日の友達」第一巻レビュー【ネタバレあり】

こんばんは、さとりです。
今回は最近読んだ漫画の感想を書いていきたいと思います。

阿部共実先生の『月曜日の友達』です。

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阿部共実先生は『空が灰色だから』『ちーちゃんはちょっと足りない』の作者でもあります。

さとりはこの人の作品が結構好きです。
あの不安感がクセになるんですよね。
でも中には苦手な人もいると思います。(ていうか、苦手な人の方が多い?)
そんな人にこそ、この本をお薦めしたいです!

鬱要素はほとんど無く、思春期の男女のやりとりが爽やかに描かれてるのですんなり読めます。

それでは書いてきます。
ネタバレ含みますが、詳しくは書かないので気になった方はぜひ作品を読んでみて下さい。


主人公は中学1年生の水谷 茜。
彼女はあどけなさが抜けず大人びていく友人達と距離を感じていました。

確かに周りの子と比べて子供っぽいです。
すぐムキになったりなりふり構わずはしゃいだり。
そこが可愛いのですが、「小学生の頃から変わらないねぇ」と言われ友人達に置いてけぼりにされます。

水谷が話題についていけず呆然とするシーンを見て、胸の辺りがきゅーと締め付けられました。
学生の時の苦い思い出が蘇ってきます。

そんな中、月野 透という男子と出会います。

2人が出会うシーン。
偶然肩がぶつかり振り返ったら…

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一方、月野は綺麗な容姿とは裏腹にみんな近づきたがらないぐらいの変わり者です。
いつも無表情で変な噂が多く、周りから孤立しています。
そんな彼を目の敵にする水谷。

しかし、月野が不良グループに絡まれてるのを見て助けに行きます。
紙パックのジュースを蹴り上げ、不良達に「ひとり相手に集団で卑怯なことしてるんじゃない。」と言い放ちます。
傍目から見たら痛い子だけど水谷はとても、真っ直ぐでいい子ですね…。

それと、彼女には姉がいます。
この姉が水谷と正反対なんですよね。
バレー部の主将でチームをまとめて全国まで導き、生徒会長も兼任。
卒業してからは県外の名門校に通っている。
水谷は姉に対してコンプレックスを持っていました。

変わっていく友人達。優秀な姉の存在。
それらに我慢できなくなり、思わず家を飛び出します。

「私はどうすればいいんだ。この気持ちをどうすればいいんだ。中学生になった途端気づいた。この町は窮屈すぎる。道も世界も生活も。」

「なにひとつ気にせず考えず、動きたい走りたい飛びたい叫びたい。血液をめぐらせたい。体熱をあげたい。体と脳と水分を燃やしたい。」

今にも爆発しそうな感情を抱え夜の学校へと向かいます。
学校に辿り着いた彼女が目にしたのは
ボールを空中にぶちまける月野でした。

(個人的に1番好きなシーンです。)

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「私ってそんなに変なのか!?」
「私は何も変わってない。むしろ変わったのは周りのほうだ。」
思っている事全部をぶつける水谷。
それに対して「別に変でもいいじゃないか。」と言う月野。
それを聞いた彼女は、月野だけが自分を認めてくれたと感じます。

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表現の仕方が美しい。
すごく詩的で、もはや中学生の感性じゃないです。

すると月野に「これからの月曜日、夜の学校で会ってくれないか。」と言われます。
「俺は超能力がつかえるんだ。」
「月曜日の夜の学校で特訓していたんだけど、それを手伝って欲しい。」
なんと、ボールをぶちまけてたのは超能力の特訓でした。

本当に変なやつだった!と衝撃を受ける水谷。
そのまま会う約束をしてしまいます。

会う毎に打ち解けていく2人。
しかし、それは月曜日の夜だけ。
昼間は他人のように振る舞います。
そこがなんとも切ない。

周りに悟られないように限られた時間を共有
していきます。
見ていて、誰もぶち壊さないでくれと祈るばかりです。
どうかこの2人を邪魔しないでくれと。
まぁ、2巻でそういう展開になってくと思うんですけどね。

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めちゃくちゃ可愛いです。

今度は第2巻の感想を書いていきたいと思ってます。
ここまで見て下さりありがとうございました。
それでは、ごきげんよう

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